1.入塾のきっかけ
不登校の兆候は小学校4、5年生頃からあった。学校に行くのが憂鬱で、朝なかなか起きられず、遅刻気味だった。また、体がだるく、よく学校を休んだ。
不登校をし始めたのは中2の秋頃。不登校をした学校は中高一貫の進学校の私立有名女子校だった。
2.師友塾との出会い、何で知ったか
中3で不登校気味だった時、学校を変わったら行けるかもしれないと思い、まず高校受験用の塾に行った。しかしその塾も行けなくなった。
居場所を求めていたら、学校の先生からの紹介で師友塾を見つけた。
母が資料請求し、パンフレットと『子どもが学校に行かなくなったら赤飯をたきなさい!』の本が送られてきた。
不登校を直視するのが恐く、読むのが恐かった。タイトルに不登校のことが書いてあるけれど、自分は不登校生じゃないと思っていた。あるとき、気が向いて読んでみると、理由はわからなかったが涙が止まらなかった。
3.どうして師友塾に来ようと思ったか
まずは居場所が欲しかった。家が近かったので行ってみようと思った。
4.入塾前の不安とその解消
人間関係がうまくできるか、授業のないお昼ごはんや休み時間のとき、一緒に過ごせる友達ができるのか、先生はどういう人なのかということに関心があった。
先輩や先生にやさしく話しかけてもらって安心した。
5.師友塾に来たときの年齢
中3の秋。
6.来たときの状態,心境は
人の視線が怖く、また、人と話すことも怖かったので、家以外のところではとても緊張していた。けれど、師友塾では、先輩がたくさん話しかけてくれ、やさしく私の話を聞いてくれたのが嬉しかった。
7.師友塾で驚いたこと
塾生がとても明るく、いつもにぎやかに話していたことや、あいさつをしてくれたこと、大学のようにチャイムがなく、自分で自主的に時間割を見て授業に出ること。
また、学校では盗難がよくあったので、盗難がないことや、職員室がなく、先生と塾生がカウンターを通して会話をしていることにも驚いた。
他にも、塾生間の人間関係がベタベタせず、グループ化もなくて、いつでも誰とでも仲のよい関係であることに驚いた。授業のときに仲のよいグループで固まって座ったりせず、授業に集中しているのにもびっくりした。
8.心に残った言葉
「今つらくても、つらいことや悲しいことをよく味わっておくと、人の痛みが分かるようになる」
9.初めてのヒューマニティーセミナーの感想
あまり覚えていないが、緊張したということと、自分には分からない世界があると思った。(宇宙の話など)
10.ハマったきっかけ
高1のときに行った北海道合宿(20泊21日。北海道道東にて約35名の塾生と共同生活を送る)。それまで人と話したり、目を見るのが怖く、思ったことが言えなかった。 感情を人に伝えるのが下手だったし、学校にいたころはあまり、人と一緒にいて楽しいとか、できないことがあっても悔しいということを感じたことがなかったが、少しずつ、純粋に、喜怒哀楽を感じるようになった。
11.なぜ高校に行かず、塾に残ったのか
今まである程度必死になって学校にもどろうと努力をして師友塾に来ていたので、もう普通の学校には行けないと思った。
塾が好きだし、ここだったら通えるという確信があった。
師友塾と他のところとは雰囲気が違う。真剣に将来のことを話したり、損得を超えた友達関係があったり、何で勉強するのか、何で人間は生きるのかという、真面目なことを真面目に話せるところが心地よかった。
12.元気になったきっかけ
高1のときに行った、越前告白合宿(3泊4日。大いに不登校を語り合う合宿)。大越塾長の真剣な姿や普段はやさしい先輩の気迫に驚いた。
その合宿で、「本当の元気」であるとは、自分の将来を見通し、具体的に将来への道筋を考え、そのための努力を毎日することができることだ、というお話を聞き、自分は今は元気じゃないということが腑(ふ)に落ちた。本当の元気になるためには、元気ではない自分を認めることが大切で、そのことに落ち込む時期が誰でもあると聞き、少し安心した。また、甘え下手だから、もっと先輩に甘えたらいいといってもらい、すごく嬉しかった。
この頃、自分は不登校生であるという直視をし始めた。自分が不登校をしたということを見つめることは「本当の元気」になるためには大切だったと思う。
このとき二つのことを直視した。ひとつは、自分は学校に行けなかった不登校生であるということ。もうひとつは、世の中は不登校生をどう見ているのかということ。
世の中が不登校生をどのように見ているかが、しっかり腑に落ちたのは最近。世の中の人に、不登校していることを話すと、腫れ物に触るように気を使われたり、怠け者と言われたり、また少々人を傷つけてでももっと要領よく振舞ったらいいのにとも言われた。けれども私は、「ずるい人が成功しがちな世の中に、盲目的に適応していくことだけが人生なのか?」と言う大越塾長の考え方に、共感が深まるにつれて、「周りの人に合わせないといけない」、という考えが薄くなった。
学校に行けないことを考えずに転校したり、進学しても、自分が変わらないとまた通えなくなると思う。自分の芯をつくり、「何のために生きるのか」というしっかりした目的を持つ。そうしたら結果的に日々のエネルギーが出てくるようになった。
13.目標、進路は
大学では国際関係についてを学び、将来的には日本と外国をつなぐ役割を果たしたい。
例えば日本の伝統文化や歴史を外国へ発信したい。また、外交や国際経済にも興味がある。具体的にNGOの職員とか。
●どういう人間として生きて行きたいか
人として、大事なことを絶対にはずさず、相手を思いやる気持ちに溢れた人。
そして、人の評価を気にせず、自分が正しいと思うことをする、勇気のある人になりたい。
14.家にいる人、不登校している人へのメッセージ
「幸せになってほしい」
家にいたり、不登校したり、自分の感情が表に出せなくなったり、私自身、いろいろつらいことも多かった。
けれど師友塾に出会い、いろんな人と関わって、良い友達、良い先生に出会えて幸せだなあと思っている。
人と一緒にいることは楽しい。すぐには変わらないかもしれないけれど、師友塾に出会ったらあなたの人生はきっと、幸せになると思う。
人と会うのが怖かったり、家から出られない時期は私もあったけれど元気になれた。
一緒に関わって、明るく楽しく、生きていこうと言いたい。
生きる事が楽しいということに実感を持ってほしい。
15.なぜ塾にいるのか
命を救われた。
自分が生きる意味を教えてもらったから。
「何のために生きるのか」を教えてくれるところだから。 |