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最初に驚いた事は、講演会の雰囲気です。
中西先生の大変穏やかで柔らかい口調で話される、アカデミックなお話は大変面白く、快い緊張感の中、あっという間に4時間近い時が過ぎました。
タイトルにあるように、日本という国はいかに危機的状況にあるかという「四つの危機」のお話や、イギリス留学中のイギリスの退廃した様子などを聞いて、国家は滅びるということを実感しました。
第二部での対談では、「和魂と荒魂」の2つの日本人の特徴と「天皇の位置」のお話がとても印象に残りました。
お話を聞いて、私自身に流れている日本人の血を実感しています。戦後の個人主義の日本人から、<心>や<人との絆>を大切にする本来の日本人になりたいと思いました。

日本文明は縄文と弥生という2つの柱と天皇の役割を中心にして成り立っている、と日本人の根底にある文明力のお話をして頂いて、自分にも確かにある日本人の心に刺激を得て、心が躍動しているのを感じました。
そして、中西先生という超一流の学者が持っておられる、落ち着いていて穏やかな雰囲気の中にも、時には鋭い視点から言うべき事は言うという姿勢に、男らしさや、人格者としての側面を見せて頂き、大変感動しました。

僕自身、今の日本に危機感はありましたが、漠然としているものでした。
しかし、今回の講演会で中西先生の話を聞いて、自分がこれから大人になって成長した時に何をすべきなのか、そして、どういった人間になるのかを真剣に考えさせられました。

中西先生が留学されていた時に見られた、衰退していくイギリスの様子と今の日本の様子がとても似ていて、日本がこれから立ち向かっていく事柄の大きさを感じました。その日本が、今欠いているものが天皇という存在であるというお話は特に印象に残っています。
また様々な日本の危機を、自分のことのように感じられている中西先生のお姿を見て、本来ならば、私たち国民の一人ひとりが先生のように、自分のこととして引き寄せて考えるべきことであるのに、そういった意識の低かった自分や、また同じ様に意識の低い大勢の世の中の人に対して、恐ろしさを感じます。一人ひとりの意識転換が必要であると思いました。本当に気付きの多い講演会でした。

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